2021年度、学生をやることにしました

エイプリルフールかと思った?
ほんとだよ!

2021年4月より製菓学校に通うことにしました。
といっても通信課程なので基本的には家での学習になります。

わりと昔から製菓は好きで、どこかでちゃんと学んでみたいとぼんやり思ってはいたんですが、学生のうちにそっち方向に進路をとることもなく進学し卒業し、社会人になったり転職したりしてなんやかんや生活に追われながら過ごしているうちに、いつしか製菓は真剣にやってみたいものから趣味のひとつになり、ひいてはかつて趣味だったものとして過去に片足を突っ込みつつありました。かつて真剣に思っていたあんなことやこんなことも今では「そんなこともあったね」なんて笑ってしまうような思い出のひとつ。大人あるあるですね。

そんなときにこのコロナ禍です。急に生活が変わって気軽に外にも行けないし、在宅勤務になってずっと家にいるし、否応なしにこの状況への適応を求められることになって、今まで当たり前だったものが急転換する世界に突入して、私も自分自身や自身の今後について考える時間がどうにも増えて、まあ単純にいっても外出の予定がなくて余暇が増えたし、ぶっちゃけずっと家にいるのヒマだし、エネルギーの行き所募集中だぜ、みたいなことになり、去年はわりといろいろやりました。お菓子もそこそこ作りました。楽しかった。

そんななかであらためてちゃんと製菓をやってみるかなあ、と過去の自分を思い出しているうちに、このところ加速していた「やりたいんならいーじゃんやれば。どんどんやろうぜ」精神によって「そうだ!それなら学校に通おう!今こそチャンスじゃん!」と思い立ちましたので、いろいろ検討すること数ヶ月、晴れてこの4月から学生の身分となりました。

夜間にするか通信にするか、取り寄せた各学校の資料を眺めに眺め、働きながらなんとかなりそうなカリキュラムの学校を探してみたんですが、夜間だったら当然労働後の授業ですから週の半数以上が深夜帰り(早々にぶったおれる未来が見える)、通信にしてもスクーリングで学校に行かねばならぬタイミングが必ずあるので、コンスタントに平日休めるかとか、じゃあ1週間連続で有給とれるかとか、社会人にはなかなか厳しいスケジューリングもけっこうありまして、学校の選択肢はあるようで案外なかった。幸いにも社会人にもやさしいカリキュラムの学校が見つかったのでこの1年はそちらでびっちり学んでいこうと思います。

せっかくお金払って勉強するなら資格もとるつもりでその筋の学科を選びました。その筋のカリキュラム、同じ内容でも学校によってけっこう違うんですね。1年制もあれば2年制もある。個人的には1年でやるには忙しいけれど2年かけると長いなという印象だったのでとりあえずさっさとやっちまうぞという心意気で1年制を選びました。終わらなかったら延長です。1年で終わらせたい。学校が修了したら試験もあるし。

そんなわけで今年度は二足のワラジストになります。
働きつつ学び、菓子を作り、植物たちの成長を眺め、文学フリマに向けた原稿を書く。
いい生活じゃん。

もしかしてまだエイプリルフールだと思われてる?
本当だよ!「提出課題そんなに量多くなさそう?」なんて気でいたら実技課題がけっこうみっちりな提出を要求してきてて「あっこれヒマじゃないなめっちゃ菓子作らなきゃじゃない?」ってなってるのも全部本当!

このブログでも菓子作りネタが増えるかもしれませんし、Twitterのほうにも必死な菓子画像があがるかもしれません。微笑ましく見守っていただけるとありがたいです。
あと5/16に文学フリマ東京もあります。
2021年度もどうぞよろしく。

【報告】
前回の記事でカビていました球根、無事に花が咲きました。たいへんほっとしています。