PS5当選しました。これでおれもツシマを救える

前回こんな記事を書きました。

ゴーストオブツシマはかなりやりたいんですが今さらPS4を買うのも……なのでPS5が手に入ったらやります。

思いがけず生活が充実した2020年、さらに発展させる2021年

そしてこうなりました。

届きました。

驚きの目標回収の早さです。何が起きているのかよくわかりません。
いつか当選する日がくるにしてももうちょっとかかると思ってた。

抽選申し込み履歴はヨドバシカメラ1回、ビックカメラ2回。試行回数計3回での当選です。
早くない?
いいの?

当選メールを受け取って超テンション上がったのですぐ夫に連絡したところ、夫はタブレットを水没させ連絡を確認するのもシビアな状況になっていました。
壊れたかもしれない恐怖のなかどうにか電源が入ったタブレットを確認、目に入った連絡が「PS5当たった!」だった夫はどういう気持ちだったでしょうか。今欲しい精密機器はそれじゃねぇんだと思ったことでしょうか。

そんな経緯を経てわが家にPS5が届きました。当選の翌々日に。
夫のタブレットは新しいスマホに替わりました。

私のPlayStation歴はPS2で止まっています。PS4どころか3もスキップして、PlayStation本体購入は約20年ぶりになります。20年て。だいぶ迫力ある数字じゃん。

生活から縁遠くなっていたものをいきなり得ることになり心の準備の間もなく家に届き、すべてが唐突かつ急であるゆえに、受け取った本体入りのでかい箱(ほんとにでかいんだ)を「ウケる」と思いながら眺めていました。いやウケるだろう展開についていけてないもん、おれが。

ところでPS5、箱もでかいし本体もでかい。

PS5本体と、比較のためご協力いただいた2ℓペットボトルとNintendo Switch

圧倒的にでかい。びっくりする。
まず箱から出してこの状態にするまでも大変だった。重くて。

PS5、本体重量約4.5kgあるそうです。
ほぼ米じゃん。
(比較のためご協力いただいたNintendo Switchは本体約297g、Joy-Con取り付け時約398g)

この約4.5kgの精密機器を持ち上げて箱から出すわけですよ。
怖いじゃんもう。非力な身としては。落とすわけにはいかないしさ。

そして持ち上げるにしてもどこ持ったらいいかわかんないじゃないですかPS5。
あの立襟みたいな白い部分、山形銘菓『のし梅』で言ったら菓子を挟んでるあの笹の部分ね、あそこ細いから力かけたら手に食い込んで痛そうじゃないですか。

かといって白い面のほうを両手でサンドイッチして持ち上げるのも非力な身としては不可能じゃないですか。何より落としたら怖いし。

なので両腕にそっと抱きかかえておそるおそる移動させました。
見ていた夫に「赤子やん」と言われました。
いや4.5kgっていったら赤子みたいなもんですよ。赤子もしくは米。精密な赤子もしくは米。

取り出して電源入れて(あのビュウウウウウウオオオオアアアン、みたいな音がする起動画面じゃなくなっていることを夫婦で残念がって)、最初の画面からすでに綺麗綺麗と興奮しながら
セットアップして(PlayStation Networkアカウントを持っていたかどうかで案の定つまづく)、ひと手間かかるところをすべてクリアして、ついに!最新のPlayStationでゲーム!

やるぜGhost of Tsushima

『Ghost of Tsushima (ゴーストオブツシマ)』は発売直後話題になっているころにゲーム配信者たいじさんの配信で見て、『誉れ』とはスタイリッシュかつ映(ば)えるように人を殺すことであると認識した現代人プロゲーマーによる、武士の誉れを蹂躙する誉れ実況がたいへん面白かったんですが、残念ながら途中で止まってしまっているので代わりに私が自力で頑張って物語の結末にたどり着こうというわけです。

最近は複数のプラットフォームで発売されるゲームが多くなって所有ハードによるゲームの制限ってどんどん減ってきているようですが、ゴーストオブツシマはPSがないとできないのでその点でも個人的レアリティが高く、いつかプレイしてみたいポジションにありました。
ああいうアクションアドベンチャーもZ指定もほぼやったことないんですけど、難易度調整あるし配信見てられたし大丈夫だろうということで購入しました。

まずね。
画面が綺麗なのね。

ツシマの風景が美しいのね。銀杏の黄、紅葉の赤、紫の菊に紫陽花。
空の青も水の流れも、茫々たる薄たなびく草原もまーもう美しいのね。

このご時世は何しろ旅ができないので、綺麗な風景とか実際に観に行けないんですよね。そんなときだからこそこのツシマの風景の美しさが染みるんですね。
森の中を馬でゆっくり歩いて木々なんか眺めたりしていると、外に行けなくても自然によって癒されるような気がします。

まあしょっちゅう蒙古に絡まれるしそこらへんに死体が転がってるんですけどね。

PSの据え置き買うのは20年ぶりなんでグラフィックの進化の過程とかまったく追えていないんですけれども、最近のゲームはキャラクターの表情もすごいですね。
父を亡くした主人公・境井仁を励ます誉れ伯父上こと志村殿の涙をこらえるような表情とか、かの名ゼリフ「お侍様の戦い方じゃない……」を向けられたときの境井様の苦虫を噛みつぶしたような顔の動きとか、こんな微細に表現できるようになったのか最近のゲームはと驚いています。まあもうとにかくすごい。

「PlayStationの美麗なグラフィックムービー」の例がFF10で止まっている身は圧倒的に時代に取り残されていました。俺の知らないうちに時代は遙かに進んでいたのだ。タロウオブウラシマ。

目指せクリア

志村殿が金田城から救出されるあたりまでは配信で見られましたがその後どうなるかは知らないのでまずはちゃんとエンディングに到達するのを目標に進めていきます。現在こちらも金田城突入直前なので配信で見たところまでもうすぐですね。

鎧を着けたまま腕2本で崖を飛び登る境井様に「お侍様やべぇな」と思ったり、誉れのつもりで一騎討ちを仕掛けまくっていたら実は誉れポイントが減点されるらしいことに地味にショックを受けたり、熊と蒙古が争って共倒れになるのを遠くから眺めたりしながら楽しく進めています。

蒙古といえば敵方大将のコトゥン・ハーンの顔が前職で散々辛酸を舐めさせてきた役員に似ているので登場のたびにそこそこいやな気持ちになったりもしています。配信見ていたときは特に思わなかったんですけど、大画面高画質になってよく見えるようになったら似てましたね。

この角度だと特に似てる

そんなわけで序盤の金田城前の橋で境井様とハーンが一騎討ちになり、劣勢の境井様がハーンの顔面に一発反撃の刃を叩き込んだときは思わずコントローラーを握りながらガッツポーズをしていました。思わずちょっと私情がね。

まあ役員もコトゥン・ハーンとまではいかなくとももう少し智謀とかどうにかなんとかなっていたら前職場もあんなことになってなかったでしょうから……。鎌倉時代も現代もやっぱり上に立つ人間がね……。別の話になりますからこの話はもうここまでにしますね。

そんな感じで、侵略されて蹂躙された立場の物語なので重い話が続いていきますけれども、風景や人物描写の美しさを感じながらツシマでバッサバッサ人斬りやっていきます。エンディング見るぞ!